- UNIX環境対応
- 現在のMass++はWindows環境のみで動作しますが、これをUNIX系の環境、即ちMac OS/X(実体はBSD UNIXです)環境やLinux環境でも動作するように拡張します。
- 具体的には、Linux上での動作を当面の目標にしています。
- OpenMS連携
- Mass++のプラグイン機能を活かして、OpenMSのプログラムを利用するwrapperを作成します。
- OpenMSは、主にヨーロッパのアカデミック関係者有志によって作成されている、質量分析データの解析プログラム群で、BSD 3条項ライセンスで公開されています。
- 特に、ピーク検出用のPeakPickerWavelet/HiResを最初のwrapper製作対象としています。
- このプラグインを用いることによって、広く用いられているPeakPickerWavelet/HiResをMass++のピーク検出機能の一部として組み込み、Mass++上で行う一連のプロテオーム解析にそのまま利用できることが期待されます。
- Mass++のプラグイン機能を活かして、OpenMSのプログラムを利用するwrapperを作成します。
[…] この間に、ユーザー会の組織やwebサイトの整備を行いました。Mass++ の機能整備も進めており、特許のためにオープンソース化できなかったピーク検出機能について、OpenMS のピーク検出を呼び出すプラグインを新たに開発し、質量スペクトルからオミックス解析を行う一連の処理が再びMass++で可能になりました。 […]
アジレント郡と申します。弊社のお客様から「Mass++は、6540 Q-TOFとMassHunterをサポートしています?実績はどうです?」とお問い合わせがありました。アドバイスいただけると幸いです。今後とも宜しくお願いいたします。
お問合せありがとうございます。
Mass++ ユーザー会の田中と申します。
MassHunter のデータに関しましては
現在我々が管理しております
オープンソース版では対応していないのですが、
(MassHunter だけでなく、
mzXML/mzML 等の共通フォーマット以外は
現在対応できていない状態です。)
現在、島津製作所の方で配布しております
Mass++ の方では対応しております。
http://www.shimadzu.co.jp/aboutus/ms_r/masspp.html
実績の方ですが、
Mass++ を用いて、MassHunter のデータの
ヒートマップを描画した等の
報告は聞いております。
こちらこそ、今後ともよろしくお願い申し上げます。